『いつだってやめられる』やさぐれた休日に一気に観てほしい映画ランキングナンバーワン
イタリアンコメディの新たな金字塔『いつだってやめられる』
こんばんは、理依です。大学に見捨てられた教授たちが合法麻薬ギャングを結成して大暴走するイタリアンコメディ、『いつだってやめられる』三部作
- いつだってやめられる 7人の危ない教授たち
- いつだってやめられる 10人の行かれる教授たち
- いつだってやめられる 闘う名誉教授たち
がTSUTAYAでレンタル開始されていたので休日に一気観しました。まじで面白すぎて好きな映画ナンバーワンに躍り出たかもしれません。
大学教授たちの悲惨な生活が最高の前フリ
主人公ピエトロを含めた大学教授たちは、財政の悪化に伴う国立大学の研究費削減の煽りを受け、大学でのポジションを失った状態から物語はスタートします。
ガソリンスタンドのアルバイト、中華料理店の皿洗い、学歴が高すぎて職を得ることすらできない…など、10代から数十年を研究に捧げた続けた人物の末路としてはあまりに悲惨です。
そんな環境でピエトロを中心に合法薬物をさばくギャングが結成され、そして次第に全員が全員大暴走していくわけですが、なんというか最初から悲惨な状況にいる人たちなのでなんでもやぶれかぶれというか、開き直った態度が最高にキレてて面白いんですよね。
やっぱり一番面白いのは失うもののない人間だとこの映画を観て思いました。
絶対に絶対に三部作全部見てほしい、できれば一気に。
名作でありがちなのが期待しすぎて続編にがっかりしてしまうパターンですが、このシリーズに関してはそんなことはないと保証できます。
詳しくはネタバレになってしまいそうなので避けますが、三作はほとんど途切れのない時系列の中で展開されていて、なかなかユニークな構成になっています。
単体でも完成度の高いお話になっていますが、三部作で大きな一つのお話になっていますし、特に一作目の後半から二作目にかけて面白さがどんどん加速していき、三作目もいい終わり方をするのでぜひ三部作全部観てほしい作品です。
愛すべき大学教授たち
大学教授たちは10人も出てくるのですが、研究者らしくみんなどこかイカれてて非常にキャラ立ちしています。10人もいるので、推し教授も見つかるのではないでしょうか。
ちなみに私はマッティア!
ちなみに専攻を合法麻薬ギャングに活用できてる教授は半分くらいでしょうか。文系学徒として肩身がせまいです!!社会科学教授もっと頑張って!!!!
DVDかブルーレイ買って、フフッて笑って元気になりたいときに観ようと思います。